応援する覚悟
こんにちは、Otamaです。
中学時代の不登校は最長一か月で済みました。
当時の担任の先生、保健の先生、そしてスクールカウンセラーの先生とも連携を取りながら、復帰できたのです。
そのあとは休んだり、行ったり、保健室登校だったり。
先生がたに支えられながら、受験も乗り切ることができ中学を卒業できました。
次女は高校に行ったら変わるんじゃないかとどこかで期待していました。
入学当初は次女本人も心が躍ったようでよく笑顔も見れたのに。
2週間経った時、高校で最初の「休みたい」が出ました。
それからちょこちょこ早退する日、お休みする日が増えてきたのです。
不登校は6月中旬から頻繁になっていきました。
担任の先生に毎朝「お休みします」の電話を入れなければいけません。
それが私にとって少し気持ちの負担になったりして、電話の声に出ていたのでしょうか。
そんな日が続いた6月下旬、担任の先生が「お母さん、少し会って話せますか?」
「いい本があるんですよ!そのときお貸ししますね」と、担任の先生と面談する約束をしました。
担任の先生は電話の向こうでもいつも明るく元気に、私に
心配ないですよ。
と言ってくださる。
よく頑張ってくれていたんでエネルギーが切れたんです。
心の中の空っぽのコップが満たされるまでゆっくりさせてあげてください。
と言ってくれるのです。
私も、次女が高校で不登校って・・・などと不安が大きかったこともあり、先生とお会いして先生の考えもお聞きしたいと思っていたので面談の日を決め、さっそく翌日、学校に訪問させていただきました。
担任の先生は入学式でお会いして以来で、きちんと対面で挨拶するのはそれが初めてでした。
正直、高校生の担任で不登校に向き合ってくれる先生なんていないと思っていました。
でも先生は熱心に話を聞いてくれ、
「次女さんの不登校は、これからも何度も繰り返すかもしれません。
大人になっても・・・。でも何度繰り返しても、何度も支えて応援していきましょう」
と言ってくれたのです。
先生は昨年度まで違う高校で先生をしていたそうです。
その高校でも毎年何人も不登校の子供がいて
先生はそんな子供のことを知るために、不登校に関する本を片っ端から読んだそうです。
そして一冊の本と出会い、香川県で行われたその著者の講演会まで行かれたそうで、
「お母さん、お貸しすると言っていたのはこの本です!読んでみてください!」
と渡された本が、私が唯一買って読んだ不登校に関する本だったのです。
「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」という、森田直樹さんの書かれた本。
「先生!私もこの本、持っています!!」
思わず嬉しくなり声をあげると、先生はすごくうれしそうな顔をしてくれました。
でも申し訳なかったのですが、私は中学当時の次女の不登校の際に一読したきりで、読んだ後、本の内容というより森田直樹さんのこの本のやり方が難しいと思ったのでした。
不登校の子供の良いところ探し。
それは理解はできるけれど難しいと思いました。
でももう一度、いや、何度も何度も読み返そうと思いました。
担任の先生が、子供が何度不登校を繰り返しても、何度も支えて応援していきましょう、と言ったこと。大人になっても起こりうることだと言ったことに、震えました。
子どもの良いところ探し。
しかも不登校で家でごろごろしているだけの次女の。
覚悟のいることであると改めて実感しました。
でも難しいと思わないでもう一度挑戦してみようと思ったのです。
そうすることで、次女だけでなく、私の意識も変えたいと思っています。