登校日
こんにちは、Otamaです。
つい最近、次女の登校日がありました。
登校日といっても、文化祭にむけての準備で自由参加みたいなものだったのですが。
夏休み前にもその話はしていたのですが、行く気はないんだろうなぁ・・・と、思っていましたし、実際本人も夏休みはずっと家にいるつもりのようでした。
登校日の前日、次女の仲良しのAちゃんからLINEが来たようで、
「明日、行こうかな・・・」
と、次女がポツリとつぶやきました。
私はおもわず心の中で飛び上がって喜んでいたのですが、その喜びを悟られないよう
「うん、行っておいでよ」
と、普通ににこっと笑って返事をしました。
登校時間に仕事の私に代わって長女が高校まで送ってくれることになりました。
そして当日、二女は朝食をとり、時間が来ると制服に着替え、長女に送ってもらい無事に登校できたのです。
仕事から帰ってくると、久々に誰もいない一人の家でした。
コロナ渦で家にいる時間が増えた子供たちのおかげで、仕事から疲れて帰ってきても常に誰かがリビングにいて、それは私にとって実は結構なストレスの一つになっています。
この貴重な一人の時間、何をしよう!!
と、少し心がときめいたのですが、結局いつもどおり洗濯物を入れたり畳んだり夕ご飯の下ごしらえなんかをしていると、あっという間に時間は過ぎ、次女からお迎え要請のLINEが来ました。
あぁ・・・一瞬の一人時間。
そんなお母さんが多いのではないでしょうか。
そして次女に
”すぐ行くね!”
と送ると
”ありがとう”
と返信がきました。
いつもの待ち合わせ場所へ車で向かうと次女が立っていました。
すこし疲れた顔をしていたのですが、機嫌は良さそうでした。
次女が車のドアを開けた瞬間、「おかえりー」と声をかけると
「ただいま」と言いながら次女は車に乗り込みました。
「たくさん人来てた?」
「ううん、3分の1くらい」
「だれかと喋った?」
「ううん、Aちゃん以外とは物の貸し借りくらい」
「そうかぁ。」
そんな会話をしながら、クラスメイトとの距離にまた少し心配になりました。
話しかけてくれる子はいなかったのかな・・・
その場所でいる次女を思うと少し寂しく、切なくなってしまったのです。
でもまだこれからだ。
うん、これからだ。
いやいや、私が期待して焦ってどうする。
別に新しい友達をつくらなくてもいいんだ。
囚われなくていい。
なにごとも型にはまった考え方をしてしまう自分を反省。
「あ!担任の先生は来てた?」
「うん」
「なんか言ってた?」
「来たこと褒めてくれた」
「そうなんや~(嬉しい)」
「副担任の先生はみんなにジュース買ってくれたねん。先生にこのお金はどこから出てるんですか?って聞いたら、”僕の給料から”って言ってた。」
ってそんなこと聞いたんかい!(副担任の先生、ありがとうございます)
とりあえず、Aちゃんに誘ってもらったおかげで、一歩前進。
次女にとっては勇気がいることだっただろう。でもそれが大きな一歩になったはず。
「今日はよくがんばったね。お疲れ様。」
と、次女に声をかけると、「うん。」と言ってにこっと笑いました。
まだまだ手放しで喜んだりはできないのでしょうけれど、少しずつの積み重ねがきっと次女の自信につながるはず。
クラスになじめていないことが、クラスメイトとの距離に表れていて心配ではあるのだけれど、きっとこれからわかってくれる子もいるかもしれない。
私の中にはもどかしさと、焦りと、不安がときおり顔を出すけれど
「今日、学校へ行けた」
という次女のがんばりを、とにかくしばらく褒めたいと思います。